どうも、くまだです。
自分が過去にやったコーディング案件の種類とか単価感について。
コーディング案件の種類や単価感
フリーでコーディング案件をいくつかやっていますが、(当たり前ですが)案件によって金額が違います。どういう案件をどれくらいの金額でやっていたのか、その参考になれば幸いです。
とはいえ、具体的な案件はもちろん、具体的な金額も詳しくはいわないほうがよさそうなので、だいぶぼかした形になります。
前提として、ボクはエンドクライアント向けの直案件はやっていません。基本的に、以下のところから下請けで案件を受注します。
- Webディレクター
- 制作会社
- フリーランス仲間
営業やディレクション、デザイン部分を担当することはなく、コーディング部分が自分の担当になります。工程的に、クライアントと自分の間には常にだれかが入っている状態です。
直案件で営業からデザイン、コーディングまですべて担当している人もいますが、自分の場合はそうではないです。
自分のこと
一応、自分のことを簡単に紹介すると、フリーで5年ぐらいコーダーをやっています(前職はまったく今とは関係ない仕事をしていました)。
めちゃくちゃ忙しいときもあればめちゃくちゃ暇なときもあるので、特段売れっ子コーダーというわけではないと思っています。
営業苦手、ディレクション苦手、デザインも…という感じなので基本はコーディングをメインにして、苦手なところは得意な人に任せるスタイルでやってます。
ボクの(営業といっていいか分からないですが)営業スタイルは以下の記事で簡単に解説しています。
ちなみに、ゴリゴリのフロントエンドエンジニアでもなんでもないので、JavaScriptは苦手だし、アプリ開発もやらないのでアプリ系の言語もまったくわかりません笑
とはいえ、それでもなんとかかんとかかろうじて(?)フリーで生きながらえている感じです。
過去にやったコーディング案件の種類
ボクが過去にやった案件は大別すれば以下になります。
- WordPress化を前提としない静的コーディング(HTML,CSS,JSメイン)
- WordPress化前提の静的コーディング(HTML,CSS,JSメイン)
- WordPressのオリジナルテーマサイト構築
- 既存サイトや既存ページの部分的修正・改修・追加
- 既存サイトの追加ページコーディング
- テキストや画像などコンテンツ流し込み
コーディングしたサイトは、LPやコーポレートサイトやポートフォリオサイト(ブランディングサイト)になります。
静的コーディングでは、EJSやPugを使うこともありますし、上でCSSと書きましたがSassを使うこともあります。
LPであればもちろん1ページですが、縦に長いもの(PC全画面で10スクロール以上)もあれば短いもの(PC全画面で3~4スクロール)もあります。
コーポレートサイトやポートフォリオサイトでは、5ページ程度のものから20~30ページ(あるいはもっとページ数があるものも)程度ぐらいの規模があります。スクロールしたらふわっと出てくるようなアニメーション系の実装はほぼやりません。
既存サイトやページの部分的修正・改修・追加では、例えば既存ページの○○セクションのレイアウト変更だったり、ちょっとしたパーツの追加だったり、レスポンシブの崩れを直す、みたいな細かい仕事になります。過去に納品したサイトの改修もあります。
1つのサイトを数ヶ月~半年ぐらい修正・改修するような仕事もありました。
既存サイトの追加ページコーディングは、そのままの意味で新規(下層)ページをコーディングする案件です。404ページだけコーディングする、というのもあります。
テキストや画像などコンテンツ流し込み系は、サイトのページにテキストや画像などをひたすら入れ込んでいく作業の案件です。
ちなみにコーディングするためにいただくデザインカンプデータの形式は、Adobe XDやFigma、PhotoShop、Illustratorが主になります。ボクの場合、Figmaが圧倒的に多く、その次にXD、PhotoShop、Illustrator、という感じです。
デザインカンプの形式はそれが手元に来るまで分からないことが多いです(あらかじめ確認することもできますが)。
ちなみに人によると思いますが、ボクの場合はWPサイト構築案件よりも静的コーディング案件のほうが圧倒的に多いです。
(たぶん、8~9割ぐらいは静的案件です)
よくWordPressのオリジナルテーマサイト構築までできないと案件がない…というのを聞きますが、全然そんなことないです。静的コーディングだけでもけっこう仕事あります。
例えばボクは静的コーディングをよくやりますが、WardPress化は別な人がやることがあります。
ボクが静的コーディングしたデータをディレクターさんに渡して、ディレクターさんが別なエンジニアさんにそのデータを渡してWordPress化してもらう、みたいな感じです。
過去にやったコーディング案件の納期
納期に関しては、コーディング案件によって以下のようにさまざまです。ぼかしてあえて幅持たせています。
以下は先方から提示された納期になります。実際に稼働して納品する日数とは別です。
- LP:5~7日
- 複数ページサイト 5ページ程度:7~10日程度
- 複数ページサイト 5~10ページ程度:10日から2週間
- 複数ページサイト15ページ~:3週間~(ページ数や規模に応じて前後に変動)
- 1ページ追加や細かい修正(軽微なCSS修正含む)など:半日~2日
細かい修正依頼について、作業時間自体は5分で終わるものもあれば30分、1時間で終わる場合もあります。また、修正は1か所だけの場合もあれば、複数の場合もあります。
細かい修正依頼は、実際にはいついつまでに~というのは自分の場合あまりなく、ほとんどの場合依頼された当日ぐらいに終わらせるのが目安です。
案件の提示された納期に対して、その1~3日前にぐらいに終わらせるスケジュール感で進めます(納期当日に出すのではなく、その前日か数日前に出す)。
例えばLPの場合は納期5~7日でいわれることが多いですが、着手から納品まで3~4日ぐらいで終わらせるスケジュール感でいきます。短いLPであれば、1日か1日半ぐらいです。
コーポレートサイト5ページを2週間で、といわれたら遅くても10日ぐらいで終わらせるイメージです。ちなみにWordPressオリジナルテーマサイト構築でも静的コーディングでも、規模感が同じぐらいだったらそこまで大きく納期は変わらない印象です。
早めに出して、そのあとフィードバック・修正対応が発生することがあります。その場合でも、そもそも早めに出して後ろに余白がある状態なので、修正対応後でも納期に間に合うという寸法です。
複数案件を並行してやっている場合は、「1案件に対する実稼働時間」が並行の数だけ減るので、調整が必要になります(1日の稼働時間を増やす、外注する、そもそも他に案件を請けないように断る…など)。
なお、デザインカンプの種類によって納期や金額は変わらない印象です(カンプの形式はそこに関係ない)。
過去にやったコーディング案件の単価感
案件の単価に関しては、こちらもあまり詳細は書けないのでかなりぼかして書きます。
自分の経験ベースで書くので、これが適正金額!というつもりは1mmもありません。ちなみに一般的な相場はわかりません笑
あと「金額が高いからいい案件」「金額が安いから地雷案件」みたいな良い悪いの話ではないです。
先方の予算や規模感によって同じような内容の案件でも金額は異なります。
あとボクの場合、自分のほうから見積もりでいくら~みたいなケースはあまりなく、ディレクターさんなり制作会社さんなりが提示した金額でやることがほとんどです。自分で見積もりして出す場合はちょっと金額が上下します。
単価感は以下のようになります。
- LP:5~10万円程度(画像LPは除く)
- 静的サイト5ページ前後:15万円~
- 静的サイト10ページ以上:2、30万円~ページ数によって変動
- WPオリジナルテーマサイト構築:静的サイトコーディングと同等かそれ以上
- 既存サイトや既存ページの部分的修正・改修・追加:数千円~2,3万円前後
- 既存サイトの追加ページコーディング:1Pにつき5000円~3万円前後
- 時給系のコーディング案件:1時間につき~~円
静的コーディング案件よりもWP案件のほうが高いのが一般的な傾向ですが、必ずしもそうでもないです。ページ数や規模感がほとんど同じぐらいでも、案件によっては静的コーディングのほうが高いときもあります。この辺はやっぱり先方の予算や案件によりけりです。
当初予定されていたページ数よりも追加があった場合はプラスでいただいています。404ページやプライバシーポリシーページのような簡易的なページ追加の場合は5~6000円ぐらいです。
部分的修正・改修・追加の細かい仕事は1件1件は数千円レベルの金額でも、チリも積もればそこそこの金額になります。1つのサイトを納品後に改修や追加があると、サイトのコーディング+改修・追加で想定よりも多くいただくこともあります。
時給系のコーディング案件もあります。こちらで時給設定してその金額で見積もりを出す場合もあれば、先方が指定した時給金額でやる場合もあります。時給系の最適な金額はわかりませんが、駆け出し時にやった時給系の案件では1500円~でした。
見積もりに関して
基本的に先方の提示した単価でやるケースがほとんどなので、見積もり方法に関してはそんなに書くことはないです。
一応以下の2パターンで考えてます。
- 自分の時給単価を決めて、それに1ページ当たりのだいたいの完成までかかる時間を見積もってそれで出す
- 自分でページ単価を決めてそれで出す(トップページだったらいくら、下層ページだったらいくら、みたいな)
デザインカンプを眺めて、だいたいこれぐらいでいけるかな…みたいな大雑把な感じになります笑 この辺りはなんとなく経験的なところがあるので、うまく説明できないです。
あと原価の金額になるので、それにちょっとプラスして出すみたいな感じです。
まとめ
人によっては、上記の金額が「高い!」と思う人もいれば「安い…」と思う人もいるかと思います。
ボクの仕事受注の形式だと、クライアント→ディレクター(制作会社)→デザイナー→コーダーという感じで来るので、仮に実際の受注金額が100万円だとしても、自分のところに来るのはその何割か、ということになります。人が間に入れば、それだけ自分の手元にくる金額が変わります。
経験年数とかスキルセットとか、あるいはもっと上流工程の仕事をするとかで金額も変わっていくと思います。
というわけで、自分の場合はこんな感じです。これが正解というわけではないので、人それぞれで良いと思います。
なにかの参考になれば幸いです。
ここまで読んでくださりありがとうございました。