実際に自分がフリーランスになってみての現実的な話

どうも、くまだです。

2021年1月に開業し、かれこれ1年程度のフリーランス経験があります。

フリーランスになる前のフリーランスのイメージ」と、「実際に自分がフリーランスになってみての現実」はそこそこ乖離があったという話をしていきます。

理想と現実のWeb制作系フリーランス

私が普通に会社員をやっていたころ、思い描いていたフリーランス像は下記のとおりです。

  • 自由な働き方
  • いつでも休める、いつでも働ける
  • 収入は不安定だが、会社員より高収入
  • 寝坊しても遅刻しない(在宅勤務想定)
  • 上司に怒られない

実際にフリーランスを1年続けてみましたが、ある意味では理想のとおりですが、ある意味では全然違いました。

  • 仕事とクライアントは選べるが、最初は選ぶほどの選択肢はない(仕事しなきゃ生活できない)
  • いつでも休めるし、いつでも働けるが、結局のところ「常に」作業している
  • 収入は不安定はあってた。がんばれば会社員のときより稼ぐことはできる
  • 寝坊しても遅刻しないはあってた(在宅勤務)。
  • 上司に怒られないが、ミスればクライアントに怒られる

常に作業・仕事をしている

1年程度のフリーランス経験でいうと、最初のうちは単価が安くても実績のために仕事しました。

初案件は静的サイト5~6ページを2万円でやりました…(しかもチームで受注したのでさらに人数分等分される)

仕事がまったくない月も正直ありましたし、とにかく収入は不安定です。(今も仕事は増えてきたけど不安定といえば不安定)

不安定ではあるものの、現在(2022年5月時点)の仕事の受注先は増えていて、基本的に以下に分類されます。

  • 紹介(Web制作案件)
  • 制作会社の下請け(Web制作案件)
  • オウンドメディアのライティング(平均週2本×3000~4000文字前後=月6~8本程度)
  • 営業代行(営業兼ディレクション)にとってきてもらう

単価は高いかというとそうでもないけれど、少なくとも開業1年目よりは明らかに稼げています。その分リソースがなくなってきたので、マジで勉強する時間がないです…(案件やる以外にブログ執筆作業もあるから)

とはいえ、案件をやるやらないはある程度選べるようになってきたような気がします。明らかに初案件のような単価感の案件はやらない選択をできるようになりました。

作業と単価の割に合わないような仕事を、ある程度選べるようになったのは大きな成長だと思います。ただし、やはり常に作業しているので心が休まらないです…

いつでも(やろうと思えば)休める。

私の場合在宅での仕事で、だれかに監視されているわけではありません。なので自己管理が大事になります。

やろうと思えば、仕事と時間の調整さえできればいつでも休むことは可能です。何時に起床して何時に就寝して、何時間働いて、何時間休憩して、というのも自分で決めることはできます。

その点に関していえば、フリーランスのいいところです。

超々極論をいえば、何時間休もうが何日休もうが、納期までに案件(もちろんちゃんとした納品物)を終わらせればよいということになります。

人によっては毎月自分が決めた金額分だけ稼いだら、あとは自由に時間を過ごしている、という人だっています。

そういう働き方ができればいいんですが、すぐには(自分にはまだ)ムリです。

でも例えばある日休んだとしても、クライアントから修正依頼がくるし、案件の連絡事項なども来るしで、心の底からじっくり休めないんですよね笑

せっかく休みなんだからといってもなにをするわけでもなく、自分の場合は普段あまりできていない勉強をするなどに時間を使ってしまいます。

ちょっと出かけて気分転換したくても、頭のどこかで案件のことを考えている自分がいるのでなかなか休めません。

Twitterで見かけるようなキラキラ系フリーランスには程遠いです…。

収入は不安定

会社員であれば、「仕事」は会社が用意してくれます。自分で仕事を探さなくても、会社が準備してくれます(営業系は除く)。給料はなかなか上がらないけど、仕事は定期的にくるので会社が倒産しないかぎりは安定しています。

逆にフリーランスの場合は、自分で仕事を獲りにいかないとなりません。そして必ず獲得できるわけでもなく、固定収入があるわけでもない。

結果、不安定です。

ただ、本人のがんばりしだいで会社員より稼ぐことは可能だと思います。

ちなみに私は会社員のときより稼ぐぐらいにはだんだんとなってきています。(ただし、安定収入ではない)

仕事や金銭面を考えると、フリーランスはリスクが高いといえます。

個人的なアドバイスを述べるとすれば、どうしてもフリーランスをやりたいというのであれば、

  • 人脈
  • スキル
  • 生活防衛資金(極論、半年無収入でも生きていけるぐらいの資金)

は準備しておいたほうがいいかなと思います…。

私は1年目は絶対にうまくいかない想定で動いていたので、生活防衛資金だけは貯めていました笑(結果、助かった…過去の自分ありがとう)。

現実を見据えて働きましょう

1年程度の新人フリーランスですが、現実的にはこんなところです。

とはいえこれは私のケースなので、他のフリーランスの方々は違うかもしれません。

幸い、私はなんとか今日までフリーランスとして続けられましたが、これから先はどうなるかわかりません。

1年も続かずにフリーランスを辞めてしまった人が現実には存在しているわけですから、私は運がいいほうなのかもしれません。

フリーランスはリスクの高い働き方だと思うので、決して他人に勧めないです。

それでもなりたいというのであれば、めちゃめちゃ応援します。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

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